寝違えの症状として、朝起きたら首のこわばりがあって、いつもより首を動かせる範囲が狭い、首を動かそうとしたり振り向こうとした瞬間に痛みが走った、などがあります。
首だけでなく肩甲骨の内側にまで痛みが広がる場合もあり、神経の通り道を筋肉が圧迫することによって腕や指などにしびれなどの影響が起こる場合もあります。
寝返りがうまく打てない、寝相が悪く不自然な体勢で寝てしまう・・・。睡眠時にこのような状態が長時間続き、身体に負担のかかる体勢から首や背中まわりの筋肉や靭帯などがダメージを受けて炎症や関節の可動域が制限されてしまいます。
首まわりの筋肉の緊張が強くなり硬くなることで、血行不良などを引き起こし、絞扼した(締め付けられた)場所が酸欠状態から炎症を引き起こすことで痛みが発生します。
眠る際の服が窮屈なこと、枕の高過ぎる、あるいは布団が重いことによる身動きの取りづらい状態(寝返りしにくい)、深酒して泥酔状態のまま熟睡してしまった、こういった状況でも寝違えの原因となりえます。
他に普段からパソコンやスマートフォンなどで姿勢が悪い状態が積み重なっていくこと、ストレスの増大なども要因のひとつとなっています。
対処法として、まずは痛いと感じるところを氷や保冷剤などで10分程度冷やします。無理に首を動かしたりするとより悪化する可能性があります。
首は極力動かさずできる限りなるべく2〜3日は安静にしてください。その間はお風呂にて長湯したり、お酒を飲む行為はますます炎症が拡大して痛みが長引く可能性もありますので控えてください。